ひとり一人のニーズに応じた支援の工夫 国立市議会議員 あべ美知子
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2007 年 10 月 19 日    
ひとり一人のニーズに応じた支援の工夫
〜特別支援教育実践研修会に参加して〜
 秋晴れの中、各地で運動会やイベントが開催されています。昨日も遊説の折、山歩きの帰りという高齢者の方々にお会いしましたが、その中に息子(大学生)が幼稚園時代にお世話になった高齢の先生がおられ、そのお元気な様子に嬉しくなりました。

さて私は10月17日、国立市立第一中学校で行われた特別支援教室の数学科の授業を参観させていただきました。支援教室在籍の1〜3年生計10名に対し、教員3名に補助2名がついて、「四則計算とお金」の単元を勉強していました。
保護者の授業参観日のように、市内各小・中学校の先生方が沢山見えて回りを囲んでいましたが、生徒達は淡々と、中にはいつもより張り切っているという子どもも見られました。発達障がいと一言ではくくりきれない、それこそひとり一人の個性があり、能力も異なるでしょうが、“買い物を想定したお金の問題を解く”という共通の授業でした。
この単元を設定した理由は、計算に自信のない生徒が多く、計算が得意な生徒も一人で買い物に行く機会が少ないため日常生活に生かされていないという実態があり、一人で買い物ができることは自立した生活を送ろうと言う意欲にもつながると考えたと、報告がありました。
まず各自が、それぞれ自分の箱の中にある品物カードを使用、生徒の能力に合った問題用紙を見て、マイペースで計算します。たとえば@80円の品を3個買う場合と書いた問題用紙もあれば、A120g100円の品を375g買う場合と高度なものもあります。計算式の答えを紙に書いた生徒は、次の教室で待機している先生の前で、卓上計算機でたしかめ算をし、その金額のお金(先生がボール紙で作ったもの)を選んで、3番目の教室へ行き、紙幣とコインの数があっていると、その部屋にいる先生がカードにスタンプを押してくれるという流れになっていました。
10人の生徒ひとり一人に対する授業計画を立てていることと、生徒は1日の目標をスタンプを押すことで達成感を持てることは、よい工夫と思います。
この授業の後は、自分ひとりで、買い物に行くことができるようになる生徒もいることを願いました。
毎日の授業を見ているわけではないので、また特別な参観日ということで、先生がたの緊張もあったことと察しますが,欲をいえば、もう少し先生も笑顔で授業を進める工夫があればなと、(これは教育カウンセラーとしての感想)感じました。
いずれにしても、特別支援教育を学校全体で受け止め、進めていることに、感激した午後でした。



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