2007 年
7 月
27 日
非行予防エクササイズ
〜夏休みを子どもたちはどう過ごすか〜
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梅雨明け宣言がないまま暑い夏にはいりました。 新潟地震の被災地の学校でも終業式が行われ、テレビに映る子どもたちの元気そうな笑顔にほっとする思いがしました。しかし“地震”が理解できない小さい子どもたちの精神的な打撃はまだまだ続いていると聞きます。物質的な援助はもちろんのこと、特に子どもたちに対して、精神的なフォローを何とかできる体制を作ることが必要です。
さて7月2日と9日に保谷市で行われたエルベ臨床心理研究センター主催のマザーゼミ研究会で、思春期の子どもを持つ母親の皆さんとロールプレーをしながら、子どもたちに親としてどのように接すればよいかを試みました。 特に夏休みを控え、大人の早期の働きかけが非行を防ぐことができたり、母親の一言が逆に非行に走ったりと言う事例を挙げて学んだのですが、頭ではわかっていても実際には、つい口や手を出してしまうと言う親が多いのが現状です。
図書文化社から出版されている「非行予防エクササイズ」という本は、私の恩師の国分康孝先生の監修で、青森保護観察所勤務の押切久遠氏が、多くの事例をもりこんで、少年少女の非行は、どうして起きたか、予防はできなかったのかを考えさせてくれる私の推薦する本です。 たとえば“いじめは非行ではないのでしょうか”と言うコラムでは、「非行になることもある」とあります。いじめで、なぐってケガをさせたら、「傷害罪」で、ケガをしなくても「暴行罪」です。おどしてお金やものを取ったら「恐喝罪」、こっそり取ったら「窃盗罪」です。相手のものをわざと壊したら「器物損壊罪」です。 そして押切氏は、いじめは単なる「いやがらせ」ではなく、「非行」であるなら、それなりの処分を受けねばならない、被害を受けた子どもは相談することができるし、いじめた者をなんらかの処分をしてもらえる可能性があることを知っていてほしい、と書いています。
もちろん非行を防ぐための核心は“人と人とのふれあい”にあり、ふれあいの中で子供たちは自他に気づき、自他を尊重し、非行をしてはいけないことを実感として身に付けていくものと、結論づけています。
夏休みに入り、居場所のない子どもたちは、「コンビニの前にたむろし、ちょっと大人になったつもりでタバコを手にする、心のむなしさをどう解決しようか、 声をかけられて華やかな場所にあこがれついていく・・もうやめられない楽しい生活と思っていたら・・」という経過をたどって非行の道に入る子どもたちを何とか食い止めるのは、私たち大人の責任です。
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