2007 年
1 月
12 日
若者を戦場に送る世にするな!
〜成人式の日に思う〜
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今年の成人の日(8日)は、北日本では広い範囲で暴風や雪となり、着物姿の成人は大変だったと聞きますが、東京は比較的暖かい穏やかな日よりに恵まれました。
国立市では869人の成人が誕生しました。市内に居住する男子455人、女子414人の約半数が式に参加、国立の小・中学校を卒業した新成人の顔も見え、体育館の外庭は、同窓会さながらの暖かい雰囲気に包まれていました。 会場の外には多くのお母様方が集まっていて、母親同士もお互いに子どもたちの成長を祝い合い、旧交をあたためていました。かくいう私の息子も今年成人式を迎えたので、子どもたちの幼稚園の頃の話、小学校の時の話に花が咲きました。 「この子たちを戦場に送ってはいけない」 唐突ですが、この子たちの笑顔を見ながら私はその日の朝日新聞声欄の投書を思い出しました。
83歳の方が、1月1日の紙面第二部のテレビ・ラジオ版の全面広告を見て驚いたという内容です。広告の映画は、特攻隊を主題にしたものらしく、『特攻機のまわりに若者たちが全員、日の丸の腕章をつけ、これからオリンピックにでも行くように嬉しそうな顔をして写っている。これは死ぬことを強制された人の顔ではない。』と続きます。そしてその映画の製作と総指揮・脚本が、現職都知事の石原慎太郎ということもあきれるが、『多くの学友を特攻隊で失った者として彼らが愛国心の高揚に利用され、今度はまた愛国心を謳う知事に利用されるとしたらやりきれない。」と述べておられます。
今年は、都知事選挙が4月に行なわれます。 一小説家が、自分の考えを述べたり、どんな映画監督が戦争を美化する映画を作っても、思想の自由、言論の自由です。しかし、首長の地位がある人の言動は、政策につながりますし、容認できるものではありません。次代を担う新成人に、政治家として責任ある言動を示してほしいと願うばかりです。
もっとも、子どもたちの手本になるべき文部科学大臣が不透明な経理処理をしていたりする社会ですから、成人になった子どもたちに、大人を見習えと言えないことを、どう説明したらよいのでしょう。
今年成人になった子どもたちが生まれた頃はちょうどバブル期で、この年1987年に、今や生活の一部になった携帯電話が誕生したそうです。時代の流れを感じると共に、新しい感覚の透明性のある都知事の誕生を期待したいと思います。
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