2008 年
10 月
24 日
カテゴリ:活動報告
キンダーカウンセラーって何?
〜日本心理学会での発表から〜
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連日、ぽかぽかと運動会日和が続いています。皆さまお元気でしょうか。 10月11日から13日にわたり、東京学芸大学に於いて、第50回日本教育心理学会が開催され、全国から教育心理の専門家や研究者が結集しました。 会員として過去にもポスター発表をさせていただいたことがありますが、議員という職に就いてからは、なかなか研究をまとめるまでの時間がなく残念に思っていたところ、シンポジウム総合司会の依頼がありお受けしました。「保育カウンセリングに教育心理学は何が貢献できるか。」というテーマでした。 企画者の鎌倉女子大学の冨田久枝先生の企画主旨によると、『2008年の「幼稚園教育要領」と「保育所保育指針」の第3次改訂を受け、保育カウンセラーの導入の検討が行われ保育現場におけるカウンセリングアプローチが急速に進められようとしている。』しかし支援内容、カウンセラーと教諭(保育士)の役割分担、資格の問題など検討するべき課題が多くあることを指摘されています。このあたりは、小・中学校にスクールカウンセラーを導入する際に、現場の教員の抵抗にあったことの繰り返しにならないよう、保育カウンセラーの位置づけが確立されねばならないでしょう。なぜカウンセリングが必要なのかという問いには、『「「先生」は教育・保育の専門家であって“心理”の専門家ではない。」『それぞれの子どもの健全な成長と発達のために必要なニーズ』(関東学院大学・鈴木公基先生)ということになります。 昨今の核家族化、都市化に伴う家族状況・家庭環境の変化は、子どもたち当人だけでなく、一日の大半を育児に関わる母親の育児不安や葛藤が児童虐待・育児放棄などの現象を生み出してしまっています。多くの自治体では、担当者が対応に苦慮している現実があります。 私が今回の発表で特に関心を持ったことは、すでに大阪府で導入されている“キンダーカウンセラー”の存在と活躍ぶりです。 大阪府は2003年度に、私立幼稚園にキンダーカウンセラーを派遣する事業を始め、07年度には423園中88園が導入、保育士支援、保護者支援の両面で成果をあげているということです。保育者支援はコンサルテーション・事例検討会・発達研修会・保護者対応など、保護者支援は個別カウンセリング・講演会・グループカウンセリングなど(大阪府キンダーカウンセラー甲木有紀・小林あけみ)を行っています。 東京ではまだ浸透していないキンダーカウンセラーが、今後子どもたちの健全な成長と発達にどのように関わっていけるのか、期待すると同時に、国立市でも検討課題にあげていきたいと考えています。 *写真は、日本心理学会のプラグラム
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