2004 年
8 月
17 日
カテゴリ:活動報告
介護予防のストラテジー(戦略)
〜桜美林大学大学院夏期公開講座に参加して〜
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最近TVのあるコマーシャルで、“人間だれでも平等に年をとります”というナレーションと共に元気なおじいさんが登場、鉄棒の演技を披露するシーンがあります。“若い頃に体操の選手だった人だろうか?”“ホントに自分でやっているのかしら?”などと思いながら、老齢になって健康な身体を保っていることに対して、感嘆とうらやましい気持ちと、そうありたいと誰もが考えるところです。 8月7日・8日の両日、私は桜美林大学大学院の老年学専攻の講座に参加し、貴重な時間を過ごしました。 これからまもなく団塊世代が定年を迎え、老年人口が増加する中で“老年学”という学問も、増々盛んになることは確かです。 今回の講義内容は、「転倒予防と閉じこもり予防」、「高齢期における食のあり方」、「地域における痴呆予防活動」等、高齢者の介護予防に向けた具体的な戦略を、医学博士の先生等が実践活動の中から得られた体験と研究をもとに、大変熱のこもった講義をして下さいました。専門性の高い講義内容から地方自治体の福祉施策を考えるためのヒントをいくつも得ることができました。 今回は、その中から柴田博教授の印象に残った講義内容を、一部紹介させていただきます。 欧米では、“良い人生を送って天寿を全うする”ことを、サクセスフル・エイジングと呼んでいるが、日本語には適切な訳語がないそうです。 柴田先生はサクセスフル・エイジングの条件として、@長寿――寿命を延ばす側面 A高い生活の質をもっていること B社会貢献をする、を構成要素としてあげています。私がもっとも注目したことは、Bの高齢者の社会貢献のところです。 前々回のホームページにも書きましたが、我孫子市の福島市長が、市の施策として、高齢社会に於ける団塊の世代の活用を考えていることと共通点があります。 柴田先生は、21世紀は、年を取ったら一定のところでリタイアして、悠々自適の生活を送るのではなく、生涯元気型で高齢者が何らかの社会貢献をする時代であると言われます。 ところで国立は、空き店舗を利用して、市民と学生が協働している「富士見台人間環境キーステーション」がすでにあり、ある意味では意欲のある高齢者が活躍できる土台がある町だと思います。 これから地域で、コミュニティービジネスを支えていく活力になるのは、やはり人数の多い団塊の世代なのでしょうか。かく言う私も、ぎりぎり団塊の世代に属します。私たち団塊の世代の者が高齢になった時、地域で社会貢献できる環境づくりが必要と先生の講義を聞きながら確信しました。 また、柴田先生のお話の中でとても興味深かったことを書きます。 ☆日本人の脳梗塞は、コルステロールの低い人に多い。 ☆長寿の秘密は日本人の食生活にある。 詳しいことは柴田博先生の著書をご一読下さい。 参考 中高年 健康常識を疑う(2003年 講談社) 8割以上の老人は自立している(2002年 ビジネス社) 元気に長生き 元気に死のう (1994年 保健同人社)
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