「在宅医療」から「コミュニティー・ケア」確立の時代へ 国立市議会議員 あべ美知子
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2004 年 8 月 7 日     カテゴリ:活動報告
「在宅医療」から「コミュニティー・ケア」確立の時代へ
〜医療法人アスムス理事長 太田秀樹氏の講演を聞いて〜
7月29日、東京ネットの福祉部会に於いて、1992年より在宅医療に取り組み、在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワーク(NPO法人)副会長として活躍されている太田医師のお話を聞くことができました。スライドを使ってのわかりやすい説明と、何よりお人柄がにじみでるユーモアたっぷりの話しぶりに、何度も爆笑がわきました。
 太田氏はその著書「コミュニティー・ケアの時代」の中で、在宅医療を“Activities Supporting Medicine”(活動を支える医療)と言い換えることが出来ると思っている、と述べています。
 「例えば、リュウマチで寝たきりのおばあさんを‘お風呂に入れていいか’ではなく、‘お風呂に入れるにはどうしたらいいのか’‘動くためにはどうしたらいいのか’を考えなくてはならない。」
 「肺がんの患者が富士山に登りたいと希望したら、‘どうやったら富士山に登れるか’医師は支援しなくてはならない。」
ウーム、なるほど。
 「そして在宅医療継続に必要なものは、“介護力“ と“看護力”であり、医師・看護士・栄養士・ホームヘルパーなどさまざまな職種の人たちが連携したチーム医療・チームケアをすることが欠かせない。」
 お話しの中から私は、これからの「在宅医療」を地域で医師が安心して続けていくためには、地方自治体、地域の病院、訪問看護ステーションなどが連携する仕組みの中で、医療が地域の中に溶け込んでいくことが大切であると感じました。
 私は20数年前、デンマークのプライエム(老人ホーム)を訪れた時、その充実した施設に驚いた反面,お年寄りたちの表情がとても寂しげで活気がないことに、大きな不安を覚えたことを思い出します。 
 しかし現在のデンマークでは、このプライエムの数は減少し、高齢者は自分の家で、自らの意思で生き方を選択できる在宅看護に変わってきていると聞いています。「在宅医療」が高齢者にとって精神的にもよいものと認識されてきている中で、国も地方も高齢者の自立支援を本気になって支える仕組みを地域の中にどのような形でつくっていくかが、21世紀の課題であると考えます。



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