福嶋浩彦・我孫子市長の講演を聞いて 国立市議会議員 あべ美知子
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2004 年 7 月 30 日     カテゴリ:活動報告
福嶋浩彦・我孫子市長の講演を聞いて
〜7月25日 多摩議員ネット主催 於田無市〜
 我孫子市は上野駅からJRで35分、人口13万2千人の近年注目のまちです。若い市長である福嶋氏が“市民自治”をテーマにまちづくりをすすめ、“市民が直接政治に参加するしくみを”と、思いきった行政改革を一歩一歩すすめてきたことが実を結んできているからです。
 福嶋氏は鳥取県米子市のご出身で、学生時代我孫子市でアルバイトをしたことがきっかけで、27歳で市議会議員となり、現在市長として3期目の半ばを迎え、ますます力の入った行革をすすめていることは国立市も参考にすべきことが数多くありました。
 ご講演の中から何点か私たち国立市民にとって関心のあることを書かせていただきます。

1.合併はやらない
隣接する柏市(人口33万人)等、2市1町で50万人の都市を検討したこともあったが、市民自治を実現していくには13〜15万人が適正規模と考えた。徹底的に改革をするためには単独でした方がよりよいと考えた。
2.市民自治をどのように実現していくか
公共サービス事業を行政が独占する時代は終わった。明治以降、市民の中に行政依存の体質を生み出してきてしまったが、市民と行政が対等の立場でお互いに良い所を認め合いながら「協働」することがポイント。「協働」とは互いが自立した関係でなくてはならない。行政の仕事に参画したり、委託を受けたりすることは「協働」の基本型ではなく、税金を使った行政の事業と税金を使わない市民の事業との連携が「協働」である。この事業には必ず働きかける第三者がいて、目的をもったNPOと行政が「協働」することが重要である。
3.まちづくり戦略
@団塊世代がリタイアしたあと、サービスを提供する(社会を支える)側になるシステムを作ること。ツールとしてコミュミティ・ビジネスを位置づけている。
A個人市民税収の安定。若い世代を定住化させていくため、子育てがしやすいまちづくりをすすめている。待機児童ゼロを実現し、パンフレットには「必ず保育園に入れます」という言葉を入れている。
4.補助金見直し
 1999年迄の補助金(約2億円)をいったんゼロにした。既得権をなくし、補助金をもらいたい団体を公募し、市民の委員会で審査する仕組みを作っている。

 さてこのように見てくると、今国立市長がすすめていることも我孫子市と基本姿勢は同じと考えます。
 市民参加でまちづくりをすすめ、市民と大学生が協働で、空き店舗を利用した環境キーステーションを立ち上げています。しかし、国立市はまだ全市的な市民合意でのまちづくりに着手できないでいるように思います。党派を越えて、市民全体が自分たちのまちづくりに力を入れていく、「協働のまちづくり」が国立市の課題であると、ご講演の中から強く感じました。



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