2004 年
4 月
2 日
カテゴリ:活動報告
当初予算案に対する会派代表討論・後編
〜2004年3月26日活動報告の続き〜
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ここで先ほどふれた、地方分権の目的、“ゆとり”と“豊かさ”ということについて述べますが、物質的にはどんなに豊かであっても、そこに生活する人々が精神的に貧困であっては決してゆとりのあるよい社会は作れません。今の子どもたちは、物質的には何不自由なく育っている一方、環境汚染や遺伝子組み換え食品などの出現で食の安全を脅かされる社会の中で生活しなくてはならない現状です。そんな中でアトピーの子どもたちが苦しんでいます。年々増えている児童虐待、育児放棄も大人の責任です。時代を担う子どもたちの未来に向けての施策を真剣にひとつひとつ実行していかねばなりません。幸い国立市では子どもの権利を尊重した視点で、「子ども総合計画」が作られました。子ども家庭支援センターも昨年立ち上げて以来、多くの利用者がいることを考えると、一層の充実が必要です。
大人の世界のいざこざ、中傷、ねたみ、争いごと、こんなことが蔓延している社会では、素直な子どもたちがはぐくまれる環境とは決していえません。子どもたちが精神的に豊かな環境、のびのびと自分らしい生活ができる環境を作ってあげることが、大人の責務であり、そのために子どもを取り巻くさまざまな環境作りをまちの施策として推進していくことを強く要望いたします。 次に教育に関する予算についてですが、各学校が創意工夫を生かした、総合的な学習の時間の取り組みは地域のかたがたとの交流や現場の先生の考えもしっかり取り入れ児童生徒が意欲的に取り組める内容を期待します。又、就学・編入学する外国籍の児童・生徒、およびその保護者に対するサポートをより一層推し進め、就学の不安を軽減するための相談業務などが円滑に進められることを望みます。外国籍の児童・生徒に対しては、日本語のサポートなど多くの市民の方がボランテアで活動して下さっていることは国立ならではと誇りに思います。
さて本予算は、予算特別委員会で否決されていますが、今年度夏休みに実施予定であった第6小学校、第3中学校の耐震補強工事が国庫補助金を使う関係で不可能になる恐れがでてきました。又、小学校プール温水シャワー整備事業については、今年の夏にはと、まだ設置されてない4・5・6・8小の子どもたちが楽しみにしていたのに、又冷たいシャワーを浴びねばなりません。 いずれにしても、大人の間の調整がつかないツケが、子どもたちに回ってきていることは否めない事実です。 さて、私たちは、5年間にわたる介護保険制度利用者に対する実態調査を行い、さまざまな提案をしてまいりました。今、国では2005年の制度改正の中で、支援費制度との統合が議論されていますが、障がいを持つ方が地域での自立生活から、かけはなれていく施策で、到底賛成できるものではありません。あくまで、当事者の声を優先的に聞くことが必要です。今回「障がい者が当たり前に暮らすまち宣言」文の策定に関する予算がついていますが、宣言だけにとどまることなく、本当の意味でのゆとりと、豊かさを、誰もが感じられるまちづくりを市民と共に作っていかなければなりません。 環境を大切にするまちづくり、教育を尊重するまちづくり、そして何よりも安心と生きがいのあるまちづくりを推し進めるために、2004年度予算に賛成いたします。
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