| http://abe.seikatsusha.net |
|
2004 年
5 月
21 日 水の文化史調査へ 〜水の懇談会に参加して〜 |
||
今週は台風の影響もあって雨の日が続き、子どもたちは外遊びができず、お母様方は大変だったことでしょう。我が家のシーズー犬、ロミオも散歩に行けず、いささかもてあまし気味です。しかし、雨が“自然の恵み”と言うことは、誰でも知っていることです。幼少の頃、私が住んでいた立川のお祭りの日は、ほとんど雨だったという記憶がありますが、「立川の神社は雨の神様のお諏訪様だから、雨が降るんだよ」と、当時祖父が言っていたことを思い出します。 さて国立市では、庁内に設置した「水循環基本計画策定委員会」による、《水循環に関する現状と課題について》という報告書が約1年半かけて昨年8月に市長に提出されました。またこの5月からは、市民と職員による“水の懇談会”が始まり、3つのワーキンググループが結成されました。@湧水 A井戸 B水とくらし の調査活動に分かれています。私は土地にまつわる民話・伝承・祭事などにとても関心があるので、Bのグループに入りました。谷保村の時代から国立に住んでおられ、多摩川や矢川周辺の様子をよくご存知の古老から当時のお話を聞けることを楽しみにしています。 5月18日の会合では、谷保の方が、昔は多摩川でたらいの舟に乗って遊んだこと、大雨が降ると東の坂周辺に大水が出て大変だったことなどの話が出ました。私も昭和30年代の後半に、大学通りを徒歩で通学していましたが、雨降りの日はもちろん長めの長靴を履き、マンホールに落ちないよう下を見ながら歩きなさいと言われたものです。 ところで、昭和52年に、立川教育委員会から『立川のむかし話』と題する、立川に伝わる民話を古老から聞き集めた本が出されています。「おじいさんおばあさんの心に生きるむかしの立川は、ある時は多摩の川原に、なでしこ、月見草が風に揺れ、又広々とした野の果てに富士山、秩父の山々がくっきりと見渡せ、寒い冬の日には葉の落ちた雑木林の木々の間からまんまるい月がぬうっと上ってきて子どもたちを驚かせたふるさと」。こういうゆたかな風景を背景に、むかし話は語られていると、この本を作った「立川むかし話の会」の池田澄子は前書きで述べています。ちなみに、池田澄子は私の亡き母ですが、本を手にして、当時忙しくしていた母の思いが伝わってきます。 国立でも、懐かしいふるさとを子どもたちが心に描けるような“水”にまつわる話が集められればと思います。関心のある方は、是非ご一緒に国立の古老をお訪ねしませんか? | ||
|
|
| 当サイトの著作権は国立市議会議員 あべ美知子 にあります。 |